生きていれば困難に直面し辛い状況に陥ることがあるものです。
そんなときは精神的につらいばかりでなく気を付けないとそのまま病んでしまう可能性もあります。
人やモノに執着しすぎは危険です
たとえば職場で心労が続き気力が限界になって仕事を辞めたいという思いをもっても、かといって簡単に会社を去るなんてことは現実的ではないという思い込みから、一体どうしたらよいものかとひたすら消耗してしまうことがあるかもしれません。
下図のように心が押しつぶされてしまうイメージ。
あるいは恋人との関係性がうまく行かなくなって、どうにかしたくても状況が改善しないときはこんな感じ。
苦しい思いで毎日がいっぱいになってしまう状況です。
こういう仕事や恋愛に関する問題って誰にでも人生で何度かは起こり得ることです。
でもこんなことが起こるたびに消耗していたら心が傷だらけになってしまいます。
自分の構成要素をイラスト化してみる
そんなとき自分を見失わずにすむための簡単な方法があります。
自分自身の構成要素をイラスト化してみればよいのです。
自分はどんな要素できている?
まず紙を用意して中央に自分自身を配置します。
そしてその周囲に自分の大切にしていること、大切にしているもの、職業、取り組んでいること、趣味、特技などを自由に配置してゆきます。
たとえばこんな感じに。
ここでポイントは、各要素は種類でみたときに均一でなくてもOKです。
例えば、「家族」と「ランニング」は要素として同種に配置するのはおかしいのでは?などと思わず自由に書いてしまいます。
別に誰に見せるわけでもなく、誰に説明するものでもありません。
自分がどんなモノやコトで形成されているかを自分自身で認識できればよいのです。
さて、このイメージに先ほどの仕事や恋愛などで苦境に陥った時の状況を反映させてみることにします。
仕事がつらいとき
仕事がうまくいかないと自分はだれよりも不幸で自分のすべてがなくなってしまうような錯覚に陥ることがあるかもしれません。
でも実は自分を構成する要素の中の「仕事」の部分だけがまずい状況になっているわけです。
自分いう存在は「仕事」だけで出来上がっているわけではなくて、「仕事」はたくさんある要素のうちの1つにすぎないわけで。
ほかの要素は無傷なのです。
そう考えるとそこまで絶望せずに自分を保つことができ、必要であれば転職を検討したりする余裕もでてきます。
恋愛がうまくいかないとき
失恋しそうになっていたり、実際に失恋してしまったなどという状況でも、自分はだれよりも不幸で明るい未来も希望も失ってしまったような気分になるかもしれません。
でも実は自分を構成する要素の「彼氏」の部分だけがダメなわけです。
自分の存在は「彼氏」だけで出来上がっているのではなく、「彼氏」は要素の1つにすぎないわけで。
ほかにも要素はたくさんあってそれらは無傷なのです。
イラストは書き換えていく
以上のように自分を俯瞰して捉えられることができれば、1つの困難に必要以上に傷ついたり苦しんだりして消耗することなく冷静に対処するためのパワーを温存することができます。
実際、私は自分自身のこんなイラストを手帳に描き留めていて、何か問題が起きるたびにこのイラストを眺めては助けられています。
構成要素は時とともに変化していくはずです。
(もし何十年も変化しないのであれば、趣味や興味の範囲を拡げたほうがよいです。)
自分はどんな要素でできているか、ときどき自分自身と向き合ってイラストをメンテするのも楽しい作業です。
人やモノに執着しすぎなければ楽に生きれる
苦しみは人やモノに執着しすぎていることから生じていることが少なくありません。
自分自身の構成要素を可視化することで、高い視点で冷静にセルフコントロールできるようになるはずです。
こんにちは
プロフィールは
トップページの中ほどに
置いています^^
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