最近、ふらっと立ち寄った図書館で借りた本の中に心に刺さる言葉がありました。
50歳を過ぎた。やるべきことはやった。あとはできることをしたい。
PARCO出版の「アンソロジー おやつ」というエッセイ集の中のものです。
こうやって気の向くままにランダムに本を読むと、印象に残る言葉を出くわすことがあります。
思いもがけず宝物を見つけたような感じで嬉しさがこみ上げてきます。
話ははじめにもどりますが、この言葉、今の自分の状況や気分にピッタリだったので響いたのだろうと思います。
やるべきことはやった。あとはできることをしたい
30代、40代は「このままじゃ死ぬかも。でも一か八かでやるしかない。」と思いつつ働いた時期が何度もありました。
50歳を過ぎ、これからはちょっと肩の力を抜いてもよいよねという気分です。
この年代では同じ気分の方が多いかもしれません。
サラリーマンであれ、自営業者であれ、専業主婦であれ。
真面目でストイックの気があれば、意識して肩の力を抜かないとなりません。
そして、20代、30代、40代とちゃんと頑張ってきた人たちは、たいていが真面目でストイックです。
日本人ならたいていが真面目でストイック。
私自身もそうです。
だから肩の力を抜くというのは意外と難しいことかもしれません。
頑張ること中毒になっていて、頑張らないことに不安を覚える人も多いかもしれないです。
でもこの先、まだ長く生きるつもりなら、ストイックに今までと同じ頑張りをしているときっと身体がもちません。
これからは、今までやらないといけなかったことについては気楽に構えて、そしてその代わりに、今までやりたくてもできなかったことをやってみることにもっと意識を向けたいものです。
これからできることをする、というよりも、注力を別のことにシフトする感じでしょうか。
人生の最後に残るのは思い出
長い人生を生きることになったとしても、それでも人生は有限で、自由に身体が動く時間も有限ですから。
人生の最後に残るのは思い出
これは「DIE WITH ZERO」(ビル・パーキンス著)の中の言葉です。
人生の早い段階から経験に時間とお金を投資することで豊かな人生になるよということを説いている本です。
お金については個人差がありますが、少なくとも時間は意識すれば誰でも思い出・経験に投資可能です。
自分と向き合って、「自分がやりたいこと・幸せに感じること」が何かを明確にして、時間と、できれば多少のお金を使って経験をコレクションしたいです。
経験をコレクションする
ちなみに「自分がやりたいこと・幸せに感じること」が何かを特定するには、自分の過去を振り返ったときに「何が楽しかったか・何をしたことが満足だったか」を考えてみたときに、アタマに浮かんで幸福感に包まれることは何かを基準にするとよさそうです。
私の場合は、「何が楽しかったか・何をしたことが満足だったか」と考えてみると、海外への旅や留学で体験した光景がつぎつぎと頭に浮かんできてひたすら幸せに包まれます。
ですので、とりあえずは海外のあちこちに行くことは実行目標の筆頭です。かなり単純な発想かもしれませんが。
こんにちは
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