《50代からの生き方》人生100年と考えればまだまだなんだよね

50代・・・中途半端な年代です。若くもないし、かといって年寄りというほどでもなく。

50代になると職場ではすでに最年長の部類で肩身が狭い。

ファッションは若者風だと頑張ってる感が悪目立ちしてしまうし、かといってお洒落をあきらめてしまうにはまだまだ早い・・・

そんな収まり心地の悪い立ち位置にいる日常の中で、いつだったか糸井重里氏のコラムを読んで驚きました。

そのコラムの中で糸井氏は、歳を取ってきて身体のリズムが最近崩れてきたというようなことを書かれていました。

身体のリズムが崩れてきたことで、今まで当たり前のように思っていた健康がそれが実は当たり前ではなかったのだなと実感したというようなことを。

そしてそんな自身の身体の変化によって自分に秋の気配を感じたと。

そんな風に書かれていました。

あまりにさらりと書かれていたので見過ごしそうになったのですが、

自分に秋の気配を感じた

と書いてあったんです。

秋の気配を感じたということは、糸井氏はご自身がまだ夏の季節にいると考えているということのようです。

それで調べてみたところ、糸井氏の年齢はそのコラムを書いた当時73歳

73歳でまだ夏の季節にいるという感覚だったわけです。

でもそりゃあそうかもしれません。

糸井氏はいまだ現役バリバリで活躍されているし、才能あふれる方なんですから。

そもそもが一般人とは異なります。

それでも73歳でまだ夏の季節にいる感覚で生きているということに新鮮な驚きでした。

ひょっとしたら現役で活躍できているからご本人の中で夏の季節にいるように感じているのではなくて、

夏の季節にいるという感覚で生きているからその結果として現役で活躍できているのかも。

凡人の感覚とはぜんぜん違う次元のマインドで生きているんですね。非凡な人は。

そして思ったのですが、70代の糸井氏がまだ夏なら50代の私も当然まだ夏でも良いなと。

私だって平凡ながらまだ現役で働いているし、健康面もまだ困ったというほどの問題はなくて身体も動くし。

まだまだ人生の夏の時期にいるんだと思えました。

思えたというか、夏の季節にいる意識でまだまだ生きていかないといけないと思ったのです。

もし自分が秋の季節にいるという感覚でいたら、

実りの季節と考えれば秋もいいけれどちょっと守りの姿勢になってしまいそう。

守りの姿勢・・・これはまだ身体が動くうちは先のばしでもいいかもしれません。

さらに、もし自分が冬の季節にいるという感覚でいたらどうでしょう。

冬の季節だと気分が後ろ向きになりますよねどうしたって。

考えてみたら、もし人生100年であるなら50代ってまだ半分。

だからまだまだ夏の季節と考えるのがむしろ自然。

夏の季節にいるという感覚で生きる。

そういう感覚で、場合によっては勘違いして生きていくぐらいでないと人生つまらなくなりそうです。

誰に言う必要もなくて自分の中だけで

自分は夏を生きているのだ

と思っていればいいわけだし。

50代、そのあとに続く60代ぐらいまでは、少なくとも夏の感覚でいこうかと思います、密かに。

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