駅の構内や商業施設などの雑踏の中では、多くの人々たちが縦横無尽に行きかっています。
そんなわけなので、時々どうしても人がぶつかってきたり足を踏まれたりなどということが起こります。
人がぶつかってきたり足を踏まれたりしたときに、相手が一言「すみません」と謝ってくれれば何ということはありません。
しかし謝りもせずに知らん顔で歩き去って行くような場合には嫌な気持ちになります。
イラっとしたりムカッとしたりしてしまいます。
まぁここで気を取り直して、悪い運をここで放出できたからいいか、とでも解釈することができれば嫌な気持ちも治まるのですが。
でもそういう風に上手く気持ちをおさめることができたとしても、ぶつかってきたり足を踏まれたりした瞬間から10秒ぐらいはイラっとしたりムカッとしたりはどうしてもしてしまうわけです。
ぶつかっても謝らない人の心理、それはこういったものでしょう。
・相手を見下している
・嫌なことがあって心がギスギスしている
・ぶつかったことに気づかないくらい急いでいる
この中のどれだろうか・・・などと考えているとますます怒りがこみあげてきます。
無神経で横柄な他人からそんな悪い感情を、できることなら10秒たりとも与えられたくありません。
それではどうしたら良いかというと、もう徹底的に「After you」の精神で生きるのです。
「After you」の精神とは何かといいますと、「お先にどうぞ」の精神です。
人混みの中ではひたすら他人に道を譲るのです。
そういう方針で生きることにするのです。
そうするとぶつかったり足を踏まれる回数が劇的に減ります。
そればかりか、ぶつかりそうになっている状況にもかかわらず我こそはと道を譲ろうとも思わないような他人に遭遇しても、ぜんぜんイラっと来なくなります。
自分から「お先にどうぞ」という気持ちでいるわけですので。
自分から率先して道を譲っているわけなので、自分でも納得できているから心穏やかでいられます。
そればかりか、なんだか自分が至極まともな人間になったような気がして誇らしくなってしまったりもします。
仕事やらでストレスを抱えるのは生きていく中でどうしてもあります。
せめて通勤などの雑踏の中ではできる限りストレスを最小化したいものです。
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