先日珍しく、実に何十年ぶりに洋裁なるものをしてみました。
もともと家庭科が大の苦手だったぐらいなので洋裁もいってもすごく簡単な、直線縫いのギャザースカートです。
戸棚にしまいっぱなしのミシンはずっと使ってなかったので動くか分からないし、それ以前にミシンの使い方さえ憶えているか自信がないので、ミシンより手間はかかってしまいますが手縫いで作ることに。
柄物の布にすれば、最終的にはギャザーを寄せることだし多少の縫い目の不揃いは目立たないことでしょう。
そんな適当な感じで直線の波縫いをチクチクと始めたのですが、これが結構良き時間で。
波縫いを等間隔に、そして真っ直ぐに。
これだけにひたすら一点集中。
何というか、無になる時間。
意識が「縫う」という単純作業に向けられていて、日常のあれやこれやの思考もしているものの、バックグラウンドに寄せられている感じ。
アタマの中になにもない空間がポカっと確保されるような感覚。
瞑想とまではいかなくても、それに少し近い効果があるのかもしれないなと思ってしまいました。
今までパッチワークとか編み物とかの細かな作業の魅力が分からなかったけれども、ひょっとしてパッチワークや編み物の魅力とは、作品が完成したときの喜びを得ることだけでなく、作る途中のチクチク一転集中作業に精神の浄化的な作用があるのかな、
などと思ってしまいました。
刺繍をする時間が至福と言う友人がいますが彼女もこんな精神の浄化体験をしているのかもしれないです。
さらに、釣りとかも同じなのでしょうか。
釣りもひたすら一点集中で淡々とする時間が持てそうです。
毎週釣りに行って早朝から遅くまで一日過ごす知り合いがいますが、魚を釣るということだけでなく、釣りの時間に一点集中することで精神が浄化され、それが魅力で釣りに行くのかも。
それから庭の雑草を抜く時間が結構好きという人もいますが、これまた雑草を無の精神で淡々とで抜くという行為が精神を浄化する効果があるのかな。
そんな風なことを久々の手縫いという体験を通して感じてしまいました。
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