人生に役立つ本は、書店でいつまでも平積みされているこんな本

人生に役立つ本って・・・

書店でもいつまでも平積みされていてお客さんの目に留まりやすいようになっているものです。

いつまでも注目されているんですね。

そんな本のうちの一冊について書いてみたいと思います。

それは、

『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』(ビル・パーキンス著)。

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この本を読むのは早ければ早いほうが良いかもしれない。

でも、読むのが遅くたって大丈夫。読んだ日から実行すれば良いわけですから。

目次

今しかできない経験にお金を使え

アリとキリギリスの話から始まるこの本。

仕事をし続けたアリは経済的には安定しているものの、それじゃあ、いつ遊ぶの?いつ楽しむの?と問題提起。

そして結論として、人生は有限なのだから今しかできない大切なことに投資しないとダメだ、という提案につながっています。

20代は20代にしかできない、50代は50代にしかできない愉しみがあるはず。

それを見極めて意識的に経験していかないと後悔しますよ、と。

まさにその通りだなと。

過去を振り返って、その当時にしか出来えない人生レベルで貴重と思える経験っていくつか思い当たります。

子育てや親孝行、それから海外旅行など。

たとえば私の場合、海外旅行でいうと、20代のときに友人とメキシコに行こうと計画を立てたことがありました。

しかし直前で別の行き先に変更して、結局は別の国を旅したのです。

それはそれで貴重で忘れがたき、すばらしい旅となったのですが。

Image by Luisella Planeta LOVE PEACE 💛💙 from Pixabay

50代になって思うのは「私はもうメキシコに行くことはないかもしれない。行きそびれたな。」ということです。

20代のときにとてもとても興味があった場所が、今では興味が無くなっていることもあり。

言い換えれば私にとってメキシコはその当時訪れるべき場所だったのでしょう。

今はそういったちょっと冒険的な国よりも、安心して楽しめる旅のほうを選びたい気分に変化してしまっています。

「今しかできない経験。」

これって見極めがなかなか難しいです。

年取ったときの心理状態や経済状態や体力を予測したり想像したりすること、それはとても難しい。

でも想像力をたくましくして、何を今やっておくべきかを決め、それを実行することは納得できる人生を創るためにはとても重要なことなんだなと。

価値ある経験にはコストがかかる

そして、

もう一つなるほどと思ったのは、価値がある経験をするには、中には無料でできる経験もあるかもしれないけれど、多くはある程度のコストがかかるものだ、ということ。

たしかに過去の人生を振り返ってみると、貴重な経験として心に残っている記憶というのはそれなりにお金をかけていることが多いです。

というか・・・

お金をかけているからこそ真剣にそのチャンスを活かそうと思ったりするものなので、だからこそ貴重な経験となるのかもしれませんが。

ゼロで死ぬ?!

さらに著者は、ざっくりいうと「死ぬときにはお金を使いきらないと、あくせく働いた意味がないよ?何のために働いたかわからなくなるよ?」ということから、

具体的には45歳-60歳ぐらいからは、貯蓄を切り崩して経験に使おうと提案しています。

そして最終的にはゼロで死のうと。

この提案・・・庶民の感覚としてはちょっと現実的ではないと思いつつも、新鮮な考え方だなと思いました。

凡人であれば資産が目減りしながらいつまで生きるかわからない人生を生きるのは不安なので幸せとは感じられない。

性格などにもよるかもしれませんが、少なくとも私は不安です。

でも少なくとも思うのは、45歳-60歳ぐらいから自分のやりたい経験に継続的にお金を投入するという考え方には興味を惹かれます。

そのためには、100歳でいくら残すというのを今の時点で決めてしまう。

ゼロでは怖いので、たとえば500万円残すとしましょう。

100歳になるまでに「よーし、年金と貯蓄と合わせて500万以外は使い尽くすぞー」という気持ちで生きる。

その活動を45歳-60歳から始めるということです。

そしてそのためには、将来受け取る年金の額と老後の月々の生活費を予測して人生の収支を計算することが必要になります。

この先もちろん、社会や個人の状況に応じて計算が変動してゆくはずだから微調整しつつ生きてゆく・・・という感じでしょうか。

今まで60歳以降のお金のことをあまり直視したくなくて漠然としかイメージしていませんでした。

でもこれを機に具体的に計算してみるのも良いかなと思い始めました。

自分なりの結論

結論として、私がこの本から得た考えかた、それは以下です。

経験づくりの計画をたてて今から着実に実行してゆく

経験のために使えるお金がいくらかを明確にして、それを先送りせずに消費する「勇気」を持つ

ところで・・・

この本では、アリとキリギリスのアリが仕事ばかりしていて不幸だという考え方を皮切りに、斬新な生き方提案がされています。

でも、私は決して仕事をする時間が単に不毛とは思ってはいません。

仕事は人生において自分の自尊心やアイデンティティを保つためにも必要かなとも思っています。

自尊心やアイデンティティ、結構大切です。

とは言っても、仕事一辺倒だと人生が終わるときに、やはり「私の人生は何だったのか?」などと後悔してしまうことは間違いなさそう。

ですから、要はバランスです。

仕事と余暇をどう配分するか。

お金と時間をどう使いこなすか。

他人のためと自分のためをどう線引きするか。

生きるバランス感覚。

そしてそのバランスには正解はないかなと。

失敗して試行錯誤して、常に他人ではなくて自分自身が納得できるバランスを追求して生きて行く。

難しいですが、その試行錯誤も大いに愉しまないとなりません。

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(The thumbnail iimage on top of this article is by Jill Wellington from Pixabay)

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