人生後悔ばかり?人生の終わりに人が抱く後悔について考えてみる

人生の終わりは早かれ遅かれ誰にでもやってくる・・・

でも普段の生活の中ではどうしてもそのことを忘れてしまいがち。

日々の生活の中では自分ならではの性格や生き方について小さな不満や後悔がたくさんあったりするけれど、人々が死の間際に感じる人生の後悔というものには意外と共通性があるようです。

時には自分を見つめて、人生の終わりに後悔しないような生き方ができているのかを確認したいものです。

目次

人生の終わりの5つの後悔とは?

Bonnie Ware(ブロニー ウェア)氏の著書「The Top Five Regrets of the Dying」によると、人が死ぬときに感じる後悔のTop 5は以下だそうです。

彼女はオーストラリア人の作家で、緩和ケアの職を通して多くの患者さんが死の間際に感じる後悔をまとめたのがこの本です。

邦訳版も出版されています。死ぬ瞬間の5つの後悔

I wish I hadn’t worked so hard….

「あんなに働かなくてもよかったな」といった感じでしょうか。

そうはいっても、大抵の人は自分や愛する家族の生活のために、疲れていても苦しくても自身を奮い立たせてひたすら働かなければならない立場だったりします。

頑張って働いてきたからこそ得られたものも多くあったはず。

でもそれによって命を縮めてしまったのなら、それは大きな後悔になって当然です。

ワークライフバランス、このバランス取りはとても難しいです。

ライフに重点を置きすぎるとヘタすれば出世はおろか、クビになるかもしれませんし、あまり仕事に打ち込む機会がないというのも物足りない人生のような気もします。

一方でワークに重点を置きすぎると、いつの間にか命を削ってしまい、この「あんなに働かなくてもよかったな」という後悔につながりかねません。

自分にとってちょうどよいバランスで生きるためには、常に自分を見つめてこのバランスの微調整に意識を向けていく必要がありそうです。

I wish I’d had the courage to live a life true to myself….

「もっと自分に正直になってやりたいこをやればよかったな」といった感じでしょうか。

すでに50代の私はなんだか身に沁みます。

人生ってあっという間です。50代になるまでがあっという間でしたから。

日々の中で「あれやりたいな、これやりたいな」と思うことはいろいろあっても、キチンと自分に向き合うことをしていないと、いつの間にかその願望すら忘れてしまい、結局大したことをせずに時が過ぎてしまうのです。

ですから何かやりたいことがあったらどんどんやらないとダメだなと。

行動力って鍛えられるし習慣だと思います。

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I wish I’d let myself be happier….

「もっと自分の幸せを追求すればよかったな」といった感じでしょうか。

もし自分のことを所謂一般的な日本人だと思う人であれば、もっと自己中に生きても少しもバチは当たらないかもしれません。

それでなくても日本人は周りの空気を読みすぎたり足並みをそろえようとする国民なのですから。

どうしたらもっと自分自身のストレスが減るか、どうしたらもっと自分自身が快適に過ごせるか、どうしたらもっと自分自身が楽しくなるか、そういったことを追求する人と、何も考えずに周りの様子を伺って生きている人とでは人生のトータル的な満足度に差がでてくると思います。

それに自分が幸せな状態のときにはじめて他人にも優しくなる気持ち的余裕がもてるものですし。

周りの人のためにも自分が幸せな状態でいる必要があるぐらいに考えて生きたほうがむしろ良さそう。

I wish I’d had the courage to express my feelings….

「もっと自分の気持ちを素直に表現すればよかったな」といった感じでしょうか。

好きな人に告白できなかったこと、大切な人に謝れなかったこと・・・、そんなことを振り返ってこんな後悔を感じるのでしょう。

なんとなく機会を逃してしまって次の機会を期待するのだけれど、そんな機会はもう二度と訪れずにそのままになってしまうようなこと、誰にも心当たりがありそう。

そんな後悔を少しでも減らすためには、いつも誠実で素直な気持ちをもって人に接しないとです。

I wish I’d kept in touch with my friends….

「友人との付き合いを続ければよかったな」といった感じでしょうか。

人生において卒業や結婚や出産や転職などのような転機があったり、連絡先を無くしてしまったり、気分が乗らない時期があったり、病気で人付き合いどころじゃない時期があったりもする中で、昔の友人とつながり続けるのって本当に本当にマメな努力が必要なものです。

結構大変な努力です。

仕事が忙しくて会う機会を持てずにいるうちに疎遠になってしまい、いつしか連絡先が分からなくなってしまったかつての友人が、私にも何人かいます・・・

後悔のない人生なんてない

以上が緩和ケアの現場を通して分かった、人生の終わりに感じる後悔のTop5ということでした。

ここで改めて考えるの、死ぬときになって後悔が全くない人などいるのでしょうか。

多かれ少なかれ誰もが自分のたどってきた人生に後悔を感じてしまうものなのかもしれません。

この点ではとても満足だけど、あれは全然ダメだった・・・みたいに。

パーフェクトに満足できる人生なんて恐らくないでしょう。

でも少しでもよいので後悔を減らして満足と感謝とともに人生を終えたいもの。

そのためにも自分の誕生日や年末年始などといった節目に、自分は後悔を残さない人生を送れているかな、と定期的に振り返ってみるのが良いかもしれないです。

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