アタマの固い古い常識に縛られている大人によると「女は男よりも学歴が低くてもよい。」ということになるらしいです。
私が若かったころ、私の両親がそういう考えの持ち主でした。
そして今、私の辿った人生を振り返ってみて思うに、この考え方は完全にNGです。
その理由をまとめたいと思います。
女性は学歴を作るべき。男性よりもしっかりと
個人的には私は離婚を経験しています。それがこの考えを強くもつようになったきっかけです。
離婚するまでに出産・育児で約5年間、専業主婦をしていました。
離婚当時はまだ30代前半だったのでまだ若かったこともあり、離婚後にはなんとか仕事を得ることができ、転職等をしつつ今に至っています。
この経験を通して強烈に実感したこと。
それは女性は経済的自立に関してハンデがある、ということです。
女性は男性よりもキャリア形成のハンデが大きい
最近は育児休暇を利用しながら女性が出産後に継続してはたらくライフスタイルが珍しくなくなってきました。
しかし私が若かった20代のころは、まだ育児休暇のシステムは社会に馴染みきれておらず、結婚や出産のタイミングで女性が職場を去ることが多かったように思います。
私も出産のタイミングで退職をしました。
その後、私は子供が小学生ぐらいになったタイミングでまた社会復帰する予定でいたのですが、残念ながら子供が小学生になるよりも前に諸事情で離婚する結果になりました。
当時、子供が小学生ぐらいになったら社会復帰しようと思ってはいたものの、やはり家事との両立が必要ということが念頭にあったことから適度にゆるく働く、といったイメージでいたとは思います。
しかし結局、離婚することになったので、私自身が一人で子供を抱えながらバリバリと働く稼ぎ頭として自立しなくてはならなくなりました。
仮に出産時に職場を退職していなかったならばキャリアにブランクがなく働けたわけなので、稼ぎ頭として自立することはたやすかったかもしれません。
しかし5年程度の専業主婦であり仕事にブランクがある状態で、すぐに正社員としてキャリアを再スタートすることはなかなかハードルが高いものでした。
それでなくても離婚するということ自体で精神がやられるのに、仕事が見つかるのかとか経済的に自立して子供を育てられるのかということに対する不安も同時に抱えると、精神の負担がさらに増してしまいます。
当時、私も結構苦しかったです。
結果的に私は自分の強み活かした職を、まずは派遣社員で再スタートしました。
それからは少しずつキャリアを積み重ねて働きつつ、子供も無事社会人になりなんとか今に至っています。
紆余曲折あったなかで「なんとか」生きてこられなという感じです。
正直、家庭内で稼ぐマンパワーが私一人しかいないのですがら綱渡りでした。離婚家庭ですから当然のことですが。
女子は学歴が低くてもよいという誤った固定観念
そんな経験を通して強烈に思ったのは、「女は男よりも学歴が低くてもよい。」という考え方は完全に誤りだということです。
正しくない考えというばかりか、「女は男と同じだけの学歴が必要」というよりもむしろ「女は男以上の学歴を作っておけ」と思っています。
だって女のほうが出産や育児でキャリアを中断しなければならないのでキャリア形成のリスクが大きいのですから。
最近では男も育児休暇なるものを使う人が増えてきていて、社会的にはそんな世の中になっていくことは良いことではありますが、それでも女のほうが出産や育児の負担はどうしても大きいです。
これからだって女のほうがキャリア形成に不利であることは変わりがないでしょう。
離婚経験者から言わせると専業主婦というのはある意味最大のリスクを負っていると考えたほうがよいです。
我が家は夫婦円満だし離婚しないから・・・と考える女性の方も多いかと思いますが、旦那様の身体が病気になったりメンタルを病んで働けなくなってしまったり、などというリスクもあります。
自分や周りの人を愛しているなら、学歴をしっかり作っておくことはリスクヘッジになります。
ここでいう「学歴」とは必ずしも、大学や大学院を卒業という、所謂世間一般でいうところろの「高学歴」にこだわる必要はないと思います。
専門職もありだと考えています。
ここで主張したいのは「女性は男性以上に教育にお金をかけろ」ということです。
女子も男子と同等かそれ以上の教育費を出してもらう
女性は男性以上に教育にお金をかけなきゃとは言っても、学歴を作るのはまだ自分自身が経済的自立を果たせていない10代や20代前半のことがほとんどです。
当然、親に養ってもらって生きている時期にあたるわけで、その親の考えが「女は勉強しなくても良い」的な古い考えなら思うように教育をうける機会が得られないでしょう。
でもここで女子の方々は諦めてはなりません。
親に交渉してください。
キチンと学歴を作っておかないと将来リスクだからと。
何があっても軽税的自立をしつづけられるように、教育費を出してくださいと。
そう交渉したらよいと思います。
子供を産んだ以上、子供を一人前に育てる責任が親にはあるのですから。
親だって将来自分の子供の家庭が貧困に陥るリスクを考えたら教育費ぐらい準備してくれるでしょう。
私もまだ学生だったころに交渉して親に海外留学の費用を出してもらいました。
その当時、私の両親は古い考えて「女は男よりも教育費をかけなくてもよい。」という考えだったのです。
しかし海外で勉強したかった私は無理を言って教育費を出してもらったのです。
ですから親には感謝です。
その留学により得た強みを活かして、離婚後に仕事を再開できました。
海外留学をしたいと親に相談した当時は、自分がまさか将来離婚するだなんて思ってもみませんでしたけれども。
でもその教育が自分をどうにか自立につなげてくれました。
その結果、離婚後に両親に金銭的な援助をしてもらうことなく子供をなんとか育てられました。
大切なことは「親の考えはいつも正しいとは限らない」ということです。
古い考えをするアタマの固い親を持ったら、「そんな親だから仕方がない」と簡単に諦めるのではなく粘りづよく交渉して少なくとも男と同じレベルの学歴を持てるだけの費用を出してもらいましょう。
それが将来的に生き抜くための大きな力になる可能性があるのですから。
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