引っ越しして約一年が経ち新しい暮らしになじんできました。
引っ越しは意外と人生のビッグイベント
住まいを変えるということは、賃貸にしろ購入にしろ、結構な費用がかかります。
たとえば購入の場合、資産として残らない諸経費と税金だけでも、新築物件で物件価格の3~7%、中古物件で6~10%かかるといわれているそうです。
仮に3,000万円の中古物件購入の場合だと、実に180万円~300万円も諸経費と税金にとられてしまうというわけです。
そういう意味では、住まいを変えるということは人生のビッグイベントといえます。
ちなみに住まい探しにあたってじっくり何十件も物件を見てまわったのほうが良いのか、早々に決断したほうがよいかについては以下にまとめました。
すでに50代の私は、今までの人生のなかで、アパート・マンション賃貸(4回)、新築戸建て購入(1回)、中古マンション購入(2回)を経験しています。
・・・意外といろいろ引っ越ししてます。
QOLが想像以上に向上しました
冒頭にも書いた通り、住まいを変えて約一年が経ちました。
そもそもが遠距離通勤だったのを少しでも通勤を短くしたかったため、もともと通勤時間の短縮という意味でのQOL向上を目的とした引っ越しではあったのですが、なんだかんだそれ以外の点でもQOLが向上した感があるのでまとめてみます。
通勤にともなう負担の軽減
引っ越し前の住まいには15年ほど住んでいたのですが通勤時間が負担であったため、年齢的にも身体に負担がかからない暮らしをしたくて住まいを替えました。
その結果、一日に約2時間の自由時間が増えました。
自由時間が増えたことでゆったりした生活になったせいか、睡眠時間はさほど変化していないのですが睡眠アプリで確認すると、深い眠りの時間が一日平均1時間ほど増え、格段に疲れを翌日に残さない生活に変えることができました。
また通勤距離が短くなったことで、天候や事故による電車の遅延などの影響を受けにくくなったことと、通勤時の人混みに接することが少なくなったので、精神的負担感が減りました。
憧れを少し実現
夢って色々あるものですが、引っ越しによって「暮らし」にまつわる憧れだったり理想だったりが少しですが実現できた気がします。
具体的には「こんな空間を作りたいな」といったイメージがあったのですが、元の住まいではマイナーチェンジ止まりで結果的に中途半端感がありました。
引っ越しをしたことで空間がリセットされるわけなので、以前よりも一歩進んだ理想形に整えることができたというのがあります。
デトックス的なこと
モノを減らしました
以前の住まいに15年ほど住んでいたこともあり、いつの間にかモノが増えていました。
もともとモノを増やすことが好きではない性分なので、所有物は少ないほうだと高をくくっていたのですが、今回の引っ越しにあたっていかにモノが増えていたのかを実感しました。
もちろん引っ越し時に要・不要精査して、所有物をできるかぎり減らしました。
銀行や証券の口座なども整理してシンプルにしました。
人間関係を整理しました
長年のどうしようもなく滞ってスッキリしない人間関係を整理しました。
困った人間関係を断ち切りたければ物理的に距離をとる。
これが一番シンプルで明快な解決策だと実感。
おかげで心理的にも随分解放され楽になりました。
奇妙なしがらみとかいりません。
今後の人生設計を考えるきっかけに
長く暮らしていた住まいを売却し新しい場所に居を構える。
繰り返しになりますがこれってかなりビッグイベントです。
大金が動くことになるので必然的に今後の人生設計に向き合うことになり、結果的に自分自身を見つめなおすきっかけになりました。
日常に追われているとじっくりと生き方や価値観や課題などに向き合うことがなかなかできません。
まとめ
長年いつのまにか澱のようにたまっていたものを整理する。
その澱とは、モノであったり人間関係であったり古い考え方であったり。
同じ場所に長く暮らしていると、その「澱」というものに気づけません。
動き出して初めてこんなにあったんだと気づくような存在。
引っ越しはある意味、最強のデトックスだなというのが今回の引っ越しの一番の感想です。
無駄なものを減らし、古びた思考を減らし、マインドを新鮮に保つためには、引っ越しというのはある意味、非常に効果的な手段だなと。
パワーは必要になりますけれど。でも前向きな作業なので楽しいです。
個人的には生涯で少なくともあと一度は住居を変えることが夢。
今後の人生も輝かせるための一つの策として。
老人ホームはさらにそのあとです(笑)。
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