時間を有効に使って充実した人生を送りたい・・・・
誰もが望むことです。
「DIE WITH ZERO」(ジル・パーキンス著)は、個人的に最近読んだ本の中でNo.1のヒットなのですが、その本の中に、時間を最大限に活用するための考え方として「タイムバケット」が紹介されています。
充実した人生にする手助けとなりそうなので一部引用してまとめてみます。
後悔しない人生をつくる「タイムバケット」とは
人生は無限ではないのは誰でも知っています。
でも日常のなかでは、まるで人生が無限であるかのように生きてしまっています。
人は終わりを意識すると、その時間を最大限に活用しようとする意欲が高まるのだそうです。
たとえば、見知らぬ土地を観光するとき、その短い旅の期間中できるだけたくさんの名所を訪れ、その貴重な時間を最大限に味わおうとします。
しかし自宅にいるときにはそのような行動はしません。
夜はテレビをなんとなく見て過ごし、週末も特に何をするわけでもなく無駄にしてしまいがちです。
人というものは、限りあると感じられる時間にはその価値を高く見積もり、豊富で無限にあると感じられる時間にはその価値を低く見積もりがちなのだそうです。
そこで人生の有限さを意識しやすくする考え方が「タイムバケット」です。
人生をいくつかに区切り、「自分は残りの人生で何をしたいのか」をそれぞれの区切りの中に振り分けて整理することで、時間が有限であることを意識し、その中で何をすべきなのかを明確にするというものです。
タイムバケットの作りかた
- 現在をスタート地点にして、予測される人生最後の日をゴール地点にし、それを5年または10年の間隔で区切ります。
たとえば5年区切りなら「30歳~34歳」、10年区切りなら「30歳~39歳」といったように。
この一つ一つの区切りを、やりたいことを入れる「タイムバケット」(時間のバケツ)と捉えます。 - 次に、死ぬまでに実現させたいと思っていること、やりたいことをすべて書き出します。
書き出すときは、お金のことは気にせず、無条件に自由に死ぬまでにやりたいことを考えます。 - 書き出したそれぞれの「やりたいこと」実現したい時期のバケツに入れていきます。
このとき、それぞれの「やりたいこと」が実現しやすい年代を考えながら適切なバケツに「やりたいこと」を配分してゆくようにします。
物事にはそれを行うための旬の時期があります。
たとえば、「富士山に登る」という夢を90歳のバケツに入れるのは非現実的すぎるので、せめて65歳までのどこかのバケツに入れる必要があります。 - 1つのバケツのなかで競合するもの(同じ期間での両立が難しいもの)があれば調整します。
「死ぬまでにやりたいことリスト」(バケットリスト)との違い
このタイムバケットは、「死ぬまでにやりたいことリスト」(バケットリスト)とどう違うのでしょうか。
「DIE WITH ZERO」では、「従来型のバケットリストでは、人生の残り時間が少なくなってきたことに気づいた人が焦る気持ちで、生きているうちにやりたいことを書き出すことが多い。したがって受け身の発想になりがちだ」と説明しています。
一方で、タイムバケットは人生に対して積極的なアプローチが取れます。各期間が有限であるので、やりたいことを現実的な問題としてとらえられるようになるメリットがあります。
具体的に計画を立てて着実に進めなければいつまでも実現しない「やりたいこと」があることにも気づくこともできます。
タイムバケットのアイデア
最後に個人的なタイムバケットのアイデアを書いてみたいと思います。
それぞれ年齢で分けられたバケツにやりたいことを入れ込んだら、各バケツの中を見てみます。
たとえば、5年区切りなら「30歳~34歳」のバケツの中には、「結婚する」「子供を授かる」「海外転勤する」・・・などのやりたいことが詰まっているかもしれません。
ここでアイデアですが、そのバケツの中にかならずいくつかは普通の人がしないような「個性的」なやりたいことも入れてみるようにしたら良いと思います。
たとえば、「キリマンジャロ登山」や、「大学で学びなおす」など・・・。
一般的な夢だけでも、おそらく実現することで大きな喜びや経験になるはずですが、普通の人がしないような「個性的」な夢も混ぜることで、自分ユニークな満足感が高い人生になるはずです。
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