世間ではスマホ依存症になっている人が多いということが問題視されています。
スマホ依存症とは、ご存じのとおりスマホを使いだすと没頭してしまって他のことがおろそかになってしまったり、スマホを頻繁にチェックしていないと落ち着かなくなったり、不安になってしまう状態のことです。
今や私もスマホ依存症と言えるかもしれません。
常にSNSやネットの情報を確認せずにはいられないのですから。
でも最近の私はそんなスマホ依存症よりも別の依存症についてどうにかならないかと困っています。
それは時計依存症です。
スマホ中毒も困るが時計中毒も苦しい
時計依存症とは具体的にどういう症状かというと、とにかく常に時計が気になってしまうという症状です。
今何時かな・・・と頻繁に時計を確認してしまうのです。
当たり前ですが、それは平日に顕著です。
平日は忙しいですから。
平日は朝起きてから仕事場に到着するまで分刻みで時間が気になりますし、仕事が始まれば当たり前のことながら色々な作業に追われるのでこれも分刻みで時間が気になります。
そして仕事が終わったら早く帰宅したいと思って時間が気になるし、帰宅したら寝るまでの時間にやるべきことなどで時間が気になります。
平日に時計を何度見ているのか不明ですがうんざりするほどの回数になるはずです。
そしてリラックスして良いはずの休日においても、のんびり楽しみたいと思うからこそ、それを意識すればするほど時計が気になります。
これが終わったら次はあれをやりたい、とか。
あーもう半日が終わってしまった、とか。
常に時間を気にして時計を見ながらそんな風に感じています。
多分ですが、多かれ少なかれ皆が同じような感じかなとは思うのですが。
多かれ少なかれ皆がスマホ依存なように。
心がここにない状態
時計を見て時間を確認するということは、次にすべきことを意識しているのだと思うのです。
次にやらなければならないことは何なのか?
そしてそれは何分後(何時間後)にやらなければならないのか?
そういったことを意識しているので時計を確認するわけです。
なので時計を確認する瞬間というのは常に心ここにあらずの状態になっているということです。
ここに集中できていない状態です。
仕事中ならそれも仕方がないですが、プライベートの時間までそんな状態なのはちょっとまずいなと思っています。
リラックスしている時間でさえその先にやるべきことを気にして「今」を愉しめていないということなのですから。
マインドフルネスが出来ていないということです。
先のことばかり気にして時間を過ごすのは「今」に集中できておらず「今」を生きていないといえると思います。
ですからできるだけ時計を気にせずに過ごしたいという気持ちはあるのですが、どうしても頻繁に時計を見てしまうんです。
あーもうこんな時間か、とか。
あーあと30分しかない、とか。
したがってこれはもう時計依存症なのだなと自覚しています。
時間の効率化とのバランスが課題
なぜ次のことが気になってしまうのかと考えてみました。
約束があるならその時間に遅れないようにするためということは当たり前として、それ以外には、時間を効率良く使いたい、時間を無駄にしたくない、という意識が強いほど次にやるべきこととその時間が気になってしまうように思います。
もし年がら年中何の目的もなく生きていれば、食事の時間ぐらいしか気にする必要がないので頻繁に時計を見ることもないかもしれません。
でも学校に通っていたり仕事を持っていたり家族の世話をしていたりする人なら、どうしたって忙しさに追われているはずだし、忙しければ忙しいほど時間を効率良く使いたいという思いが強くなることになります。
その結果、次のことを気にして時計を見てしまう。
心がここにあらずの状態になってしまうのです。
アラーム機能やストップウォッチ機能を使う
個人的にはせめてもの対策として、ウエアラブルウォッチのアラーム機能を使うようにしています。
そうすれば次にやるべき時間が来れば、それを知らせてくれるため、それまでは安心して「今」に集中できます。
合図がくるまでは時計から意識が離れてしばしのマインドフルネスができることになります。
でもプライベートの時間帯ぐらいはアラーム機能を使わなくても時計が気にならないようにしたいです。
時間は効率化したいけど、時計中毒は何とかしたい。
このバランスが難しいです。
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