昨日、電車に乗っていたらお爺さんが乗ってきました。
その方を何となく見てみると、背中が若干曲がっていて、杖をついていて、ゆっくり歩いています。
一見するといかにも「ご老人」という印象でした。
ですがよくよくしっかり見てみると結構お洒落なファッションをされていることに気づきました。
ボタンダウンにはアイロンがかかっています。
靴はその辺で購入した適当なものというよりは、こだわって選んだデザインのものに感じられました。
さらにパンツは、なんと両膝に穴があいたダメージジーンズでした。
私は、
ダメージジーンズを履くぐらいなので、この方はかなり服装にこだわりのある方なのだな・・・
と思い始めました。
ですが・・・
どうしてもその方の全体の印象がパッとしないのです。
せっかくのこだわりファッションが活かされていないように思えてしまいました。
なぜだろう・・・
考えてふと思い当たりました。
あ、ひょっとして、ダメージジーンズはこんな風にお年を召した人には合わないのでは・・・
そう思いました。
ダメージジーンズって若者が履くからカッコイイのであって。
お爺さんが履くと単なる薄汚いジーパンになってしまうなと。(・・・すみません)
お爺さんになると顔が皺だらけになるし、アタマも白髪になるし、姿勢や動作も老人風になります。
そういう人が服装も古びたものを着てしまうと馴染みすぎてしまうのだなと。
馴染みすぎてさらに老化した人に見えてしまうなと。
そう思いました。
そのお爺さんのせっかくの素敵なセンスが活かされていないのです。
なので、お爺さんがジーパンを履くなら、ダメージ風はだめだなと思いました。
ダメージ風ではなくて、パキっと真新しい色褪せもないようなジーパンのほうが、きっとお洒落感が出て若々しく見えるはずです。
そしてそれに関連して、自分自身のファッションも見直す必要があるかも、と思い始めました。
50代になったこともあり、私はオフホワイトの服を着ないようにしていたのです。
オフホワイトよりも、生成色とか、薄いベージュとかのほうが顔馴染みがよいので、そちらの色を選ぶようにしていたのです。
しかし。
それってひょっとしてダメかもと思いなおしました。
むしろ顔に馴染まないオフホワイトの色を敢えて身に付けるべきではないのかと。
生成色とか、薄いベージュのように顔馴染みが良すぎる色だと、かえって老けて見えてしまうのではと。
そう思ったのです。
そのほかにクタッとした草染めのようなリネンの服だったりも、年取った顔や体型などに馴染みが良すぎてしまいそうです。
そういうクタッとした草染めリネンは、若い人が着るからサマになるのであって。
さらに考えると、「黒x白」「赤x白」のようなボーダーTシャツは、色がくっきりで若々しすぎるので、もうこの歳には合わなくなってしまったなと思っていましたが、むしろお婆さんになったら良いバランスで着れるかもしれないなとも思ったり。
馴染みが良い服って要注意だなと気づいた一件でした。
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