ホテルのラウンジで一人でお茶してみたり

最近、ホテルのロビーラウンジにあるカフェでお茶することを楽しんだりしてみています。

大人ならではのプチ贅沢です。

というのも、かなり昔・・・多分20代後半だったかと思うのですが、藤野真紀子さんのエッセーを読んでいたら、たまに一人で夜にロビーラウンジにいって寛いだりしている、といったことが書いてあって、

一人で夜にホテルのラウンジでのんびりするなんて素敵だなあ、大人だなあ、とその当時、憧れを感じたのです。

当時の藤野さんは40代後半ぐらいだったのかなと思います。

そして時は流れ、気づいたら私は50代。

いつの間にかその当時の大人な藤野さんの年齢を追い越してしまっており。

しかしながら、私は相変わらずなんだか時間に追われて、かつて憧れていた大人の時間なんて似合わない日常。

・・・というか。

やろうと思えば出来るのに、ルーティン的な型にハマった日常の中で、そんなことをやってみる発想すらなかった、というほうが合っているかも。

昨日の続きの今日、今日の続きの明日、という風な感覚でいると、最終的になんとなくの人生になってしまいそう。

いつかやりたいなー、と思って人生が過ぎるのは勿体ない。

なので、やっぱり当時の憧れを実現させてみようということにしたのです。

ただし、お酒は絶っているし、昼間の方がハードルが低いし、ということで私の場合はお茶とケーキ。

時間が遅いと残念なことにケーキが品切れになってることがあるので注意ではありますが。

休日は混んでいることが多いので、

平日の午後、早い時間に仕事をさっさと切り上げて、地元横浜に戻ってホテルにGoです。

ホテルによるけど、横浜界隈だとだいたいお茶とケーキで1700円から2500円くらい。

ホテル価格なのでお茶とケーキとしては当然高い・・・

だけれども贅沢体験としては手が届きやすい金額です。

それに、ホテルのカフェは空気感が格別。

天井が高いということもあって、他のお客さんの喋り声や食器の音などが、上品な響きに聞こえたり。

まるで旅の途中の滞在先のホテルでゆったりとしているような気分になってきます。

そんな特別な空間に身を置いていると、いつもと違った良きアイデアとかも浮かんでくるのです、不思議と。

そして、そうだねまだまだ頑張ろう、と背筋が伸びる気持ちにもなってくる。

なので、ちょっとしたランチも楽しいけれど、同じぐらいの費用をかけるならホテルのカフェでお茶も、なかなか良いです。

せっかくだから、じっくりたっぷり長居してしまいましょう。

大人ならではの楽しみです。