充実感がない毎日・・・そんなときの3つのアクション

日常の中で、充実感を感じられないでいるなら辛いものです。

学生さんにしろ、社会人にしろ、主婦にしろ、どんな立場の人にしろ。

充実感を得られる毎日をすごすためには一体どうしたらよいのかを考えてみます。

目次

周囲に流されて過ごす人生は危険

古代ローマ時代の哲学者セネカの著書「生の短さについて」を読んでみると時間の過ごし方について深く考えさせられる記述が多くあります。

一部を抜粋してみます。

あなたの生のどれほど多くの時間を詮ない悲しみや愚かな喜び、どん欲な欲望や人との媚びへつらいの交わりが奪い去ったか、あなたがその生のなかからどれほどわずかな時間しか自分のために残しておかなかったか。
あれこれを思い出せば、(百歳になんなんとする)あなたが今、亡くなるとしても、あなたの死は夭逝だと悟られるであろう。
(生の短さについて (岩波書店)より抜粋)

要するに、

周囲に流されて漫然とすごす人生は、たとえ百歳まで生きたとしても若くして死んだも同じだ。

ということでしょうか。

ちなみに、この本は2000年ぐらい前に書かれたものだけれど、現代の私たちに読みやすい表現になっているのでおすすめです。

充実感のある人生を送るためには

それではどうしたら漫然とすごす人生ではなくて、充実した日々を送ることができるのか。

それは

「自分主導」の時間をすごす。

ということかなと思います。

「自分主導」というとちょっと固いですが、言い方をかえれば「能動的」とか「主体的」というイメージです。

英語で表現すると「プロアクティブ」といったような。

プロアクティブ (proactive):自分からアクションする

一方、プロアクティブの反対語は何かというと、「リアクティブ」です。

リアクティブ (reactive):起きたコトに対してアクションする

リアクティブとは受動的ということです。

リアクティブに過ごすと、基本的に充実感は得られないのではと思うのです。

そればかりかストレスが多い人生になりますので注意ではないかと。

能動的、主体的に生きるには

ではプロアクティブに生きるためにはどうしたらよいかをまとめます。

人や組織に執着しない

人や組織に執着することが、周囲に流される人生になってしまう一番の原因です。

人や組織に執着しているということは、人や組織に頼ったり依存したりしているということです。

そうなると結局のところリアクティブにならざるを得ません。

相手の感情や方針次第で自分の感情や立場も右往左往するという苦しいポジションになります。

当たり前のようにリアクティブに生きてきた人には何かに執着、依存しない状態というのは難しいかもしれません。

まずは次に挙げる「一人の時間をつくる」、「自分からアクションする」を少しずつでも習慣としてみたらよいかもしれないです。

一人の時間をつくる

リアクティブな人に絶対的に足りていないのは自分の時間だと思うのです。

ここでいう自分の時間とは、ただ一人ですごす時間が多くあるとか無いとか、そういうことではありません。

自分を見つめ、夢を具体化するための計画などを練るための建設的な時間です。

この時間を確保することで、自分のやるべきことや、やってみたいことを明確にすることができます。

計画や方向性が定まっていないと結果的にその場その場で周囲に流されてしまってリアクティブにならざるを得ません。

そして、自分のやるべきことや、やってみたいことを実行することこそが充実感を得ることにつながります。

自分からアクションする

人に決めてもらったり、起きたことに対してリアクションするのではなくて、自分が決めたことを自らアクションします

人の顔色をうかがって物事を決める人生では冒頭のセネカの言うたとえ百歳まで生きたとしても若くして死んだも同じ人生になりかねません。充実感なんて得られっこありません。

それは自己中ではと思われる人がいるかもですが、実はある意味その通りかもしれないです。

「自己中」というとただ悪い意味合いに感じられますが、リアクティブな人生にしないためにはある程度は自己中心的に決断をしてアクションする必要があるのかもしれません。

それでは常に自分からアクションしないとNGなのかというと、それは場合によるのではと。

たとえば人が出してきた指示や提案でも自分の方針と合致していると納得できてアクションするならOKかも。

そしてその提案に自分のオリジナリティを付け加えれば、なおさらOKかもしれないです。

その一方で、納得できていないとか、よく考えもせずになんとなく同意してアクションするならリアクティブになってしまいます。

そういった意味では、充実感を得る日常にするには仕事を持つ社会人なら裁量権のある役割についたほうが良いかもです。

このエリアについては任されている、といったような仕事であれば全体としては企業に属した歯車の1つであってもやらされ感がなくなるので、充実感を得ることができます。

もし仕事で充実感を得ることができていないなら転職をしてある程度裁量権があるポジションにつくことを検討したほうが充実感を得るという意味では良さそうです。

まとめ

日常をリアクティブにすごすと人生の充実感を得づらいです。プロアクティブな日常を意識したいもの。

それには自分の時間を確保して、まずは自分のアタマで計画してから自ら実行する。

これが大切かなと思います。

慣れないと大変かもしれないけれど、慣れてしまうと自然にできるようになるはずです。

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