自己啓発本は意味ない?自己啓発本との付き合いかたについて考える

世の中にはさまざまなジャンルの本がありますが、その中に「自己啓発」というものがあります。

私は常に何かしら本を読んでいることが多いですが、いわゆる自己啓発本を読むのも好きです。

けれど中には自己啓発本を避けたり、意味がないと言ったり、鼻で笑うような人もいます。

そもそも自己啓発本は読む意味があるのかないのか、考えてみました。

目次

自己啓発本は意味があるのか?ないのか?

そもそも自己啓発本とは何か?よく聞く言葉ではあるもののその定義はあいまいで人によっても違いそうです。

参考にWikipediaより抜粋します。

自己啓発書とは、人間の能力向上や成功のための手段を説く、自己啓発を目的とした書籍。自己啓発本、セルフヘルプ本、自助本とも。

主に人生について取り扱う分野であるため人生書の一種とも考えられ、人生指南書などの表現も存在する。ハウツー本(ノウハウ本)、実用書、ビジネス書なども関連ジャンルであるが、スピリチュアル的な要素や非科学的な内容の場合が多いため、心理学書などの学術書とは峻別される。

自己啓発書 – Wikipedia より抜粋

スピリチュアル的な本も自己啓発書の範疇なのですね。

人間の能力向上や成功のための手段」を説いている本全般が自己啓発本と言えるようです。

このジャンルの本は意外と好き嫌いが分かれます。

自己啓発本に価値はないのでしょうか?

価値観や生き方による

個人的には、自己啓発本が活かせる可能性がある人は、ざっくりいうとホリエモン(堀江貴文氏)が言うG人材的な気質の人であろうと思っています。

そして、自己啓発本が苦手な人、無意味だと考える人の多くは、彼がいうところのL人材的な気質の人なのではと。

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G人材とは以下のような人です。このタイプの人は自己啓発本が好きだし、それゆえ意味あるものにできることが多いと考えます。

G人材の特徴
・日本だとか住む地域だとかに縛りをもっていない。
・人種や民族、セクシュアリティの違いを理由とした差別なんて、無意味だと思っている。
・フットワークが軽く、変化を好み、彼らが見ている先は、過去ではなく、未来。
・G人材自体の数は人口全体の数パーセント。

反対に以下のL人材のタイプの人にとっては自己啓発本などというものはバカバカしいし無意味だと感じると思います。「なに頑張っちゃってるんだ?」って感じなのかと・・。

L人材の特徴
・大切にしているのは、仲間との絆。
・家族や昔からの友達との付き合いを大切にし、自分の結婚相手や子供をそのコミュニティに加えていく。
・地元の友達と海に遊びに行くようなことはあっても、思い付きで一人海外に飛び出したり、勝手に遠方に引っ越したりといったことはない。
・L人材の数は人口全体の90パーセント。

L人材とG人材のどちらが良いとか、どちらが正しいとかいうことではありません。あくまでも気質とか価値観とか生き方とか好みの問題なので、どちらでもアリなのです。

自己啓発本というのは、自分の能力をより高めたいだとか、より良い人生を追求したい、とかいう目的で読むものだと考えると、G人材の人が好むジャンルの本であるということになり、したがってG人材の人が意味があると感じる可能性が高い本になるのだと思います。

感度の高さにもよる

また、別の切り口で考えてみると、自己啓発本に意味があるかどうかは読み手の感度にも左右されるのではないかと。

たとえばですが、雑草が生い茂る野原があるとして、それを「草ぼうぼうだな」と単純に感じる人もいれば、一つ一つの草花にフォーカスしたり、青空とのコントラストを美しいと感じて心に留める人もいるでしょう。

自己啓発本も同じで、本を読んで、単純に「なんだ当たり前のことを言っているな」と感じる人と、自分にとって生きるヒントになる考え方や情報を抽出できる人がいます。

これは景色を見たり本を読むときの姿勢だったりの、注力の違いだったりするのかもしれません。

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これについてもどちらが良いとか正しいとかということではなくて、あくまでも興味の違いなのだと思います。

興味があれば自然と感度も上がります

世の中には自己啓発本がたくさんありますが、その中から自分にとって必要なエッセンスを濾し出せるような感度の持ち主にとっては、自己啓発本は意味のあるものだと思います。

逆に拾い出せなければ、当然、意味がないと感じてしまうことになります。

生きるノウハウを知るショートカット本

思うに、そもそも「人間の能力向上や成功のための手段」を学ぶには、別に自己啓発本を読まなくてもできるわけです。

小説や映画の中にも、「人間の能力向上や成功のための手段」につながるヒントはかくれていますし、自分の周辺の実際の人たちの生き方や自分自身のたどってきた人生を振り返ってもヒントは沢山あります。

自己啓発本は、そんな生きるヒントを絞り込んだ要約版と言ってもよいかもしれません。

お得なノウハウを知るショートカット(近道)本ともいえるでしょう。

あるいはひょっとしたら自己啓発本に意味がないと感じている人は、そんなショートカットをしなくても、自分のリアルな人生や、あるいは小説や漫画やアニメなどのストーリーを通して「人間の能力向上や成功のための手段」につながるヒントを濾し出して、実際の人生にすでに活かせている人なのかもしれません。

そういう人にとっては、自己啓発本は陳腐に映り、意味がないと感じるのかもしれません。

自分に適したおすすめの自己啓発本は?

以上のように、自己啓発本に意味があるかないかは、それぞれの価値観や生き方や感度の大きさなどによって大きく意見が異なってくるということになります。

では自己啓発本には価値があると感じる人にとって、大量に存在する本のなかで一体どれが自分にとって価値があると見当をつけることができるのでしょうか?

結論から言うと、それには回答はないと思います。

小説だって好き嫌いや感動の度合いが人それぞれ違います。映画だってそうです。

どの本が自分に一番刺さるかなんて、実際に自分が読まないと分からないのだと思います。

自分で泥臭く探索するしかないかと。

結局は巡り合いです。

世間では駄作といわれている自己啓発本の中の一文が、自分にとって生涯の宝物になるかもしれません。

自己啓発本との付き合いかた

個人的なことになりますが、私の場合は自己啓発本を読んで印象深い考え方があるとマーキングしたり付箋をつけておき、あとでそれを手帳に書き写します。

そして、マーキングしたり付箋が少なかった本は、手帳に書き出したあとに処分することが多いです。基本的に読み返すことはほぼないですから。

手帳にエッセンスを集めることで、暇なときに何度でも読み返すことができ、自分のアタマに入り、それが血肉になりやすいと感じます。

本を一度読んだだけで、書き出すことをしていないと、読んだあとにすぐに忘れてしまうものです。

それでは勿体ないです。

手帳に書き写すなどというアナログな形ではなく、デジタルで残すのでもよいですから、心にささったものを集めて常に目を通すと自己啓発本の価値はグンと上がるはずです。

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