ITパスポートは意味ないか?受験した私の感想

先日、ITパスポート試験を受けてきました。

結果はぎりぎりで合格(ホッ・・・)

受験した感想と、そもそもこの試験って受ける価値あるのかの私見を書いてみたいと思います。

届いた合格証書
目次

ITパスポートとは

ITパスポート試験とは「ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」です。

ITにかかわる初歩的な知識が問われます。

ホームページはこちら ITパスポート試験

社会人で若干ITにかかわっているような職種であればITパスポートで問われる内容のだいたいの知識はすでに獲得できているような感じです。

ですから合格率をみると、学生よりも社会人のほうが若干高いようです。

それでも全体として50%前後の合格率となっているので、難易度としては簡単な試験であるといえます。

ITパスポートは受験する意味がないのか?

初歩的なIT知識を問う難易度低めの試験であれば、当然「受けるメリットってあるのかな?」という疑問に行き着きます。

折角合格したところで、就職でアピールできる材料にするまでのものでなければ、受験する意味なんてないように思えますから。

実際にITパスポート試験は就職活動に活かせるほどのものではないと言われています。

けれどもそれはIT系の専門職に就くには活かせないというだけで、IT系以外の職種であればIT系の基礎知識は持っていますよというしっかりしたアピールとして利用できると思います。

さらに就職活動とは別の意味でも、個人的に私は「受験して良かった」と思いました。

私が受験して良かった理由

たしかに転職でもIT系の専門職に就くにはアピールできないであろうITパスポート試験・・・

でもなぜ受験して良かったと思えるのか。

それは、純粋に基礎知識が増えたからにほかなりません。

結構いろいろなIT・ビジネス用語を憶える必要があるのですが、これらの用語の中には普段から何となくニュースや本などで耳にしたり目にすることがあってもよく知らないままにスルーしていた用語が多く登場します。

それから何となく自己流でイメージしていたIT系の仕組みを正しく知ることができる、というのもあります。

そういった基礎的な用語や仕組みをざっくりと知っているだけでも、たとえば就職活動の面談でIT系の用語が出てきたとしても落ち着いて会話をすることができるでしょうし、ビジネスでの打ち合わせなどでも同様に効果を発揮することでしょう。

受験料が高い問題

IT関連全般の基礎知識を広く浅く得ることができるメリットがあるITパスポート試験。

ただし問題があります。

それは受験料が高いこと。

消費税込みで7,500円って高すぎやしませんか?(2023年2月時点)

ネット受験で採点も自動なんですからそんなに高くなくても、という感じです。

就職活動にも使えず受験料も高いなら、いっそのこと受験せずに参考書で知識を得るだけで良いんじゃ?という考えにもなります。

しかしながら、目標なく参考書で勉強するのもなかなか難しいです。

なので結果的に受験代が高くても試験に挑戦という形が正解かもしれないです。

私の勉強方法と勉強時間

ITパスポート試験にぎりぎりの点数で合格した私の受験勉強方法はどのような感じだったか、そして勉強時間はどのぐらいだったか、というのを簡単にまとめてみたいと思います。

ちなみにITパスポート試験の合格ラインは、3分野(ストラテジ・マネジメント・テクノロジ)がそれぞれ300点以上、かつ全体として600点以上(およそ60%の正答)です。

ぎりぎりセーフ!!

まず私の仕事についてですが、IT系企業ではないものの、若干ITにかかわっているような職種です。

「若干ITにかかわっているレベル」ですのでITパスポートの参考書をざっと眺めた限りでは、「何がなんだか分からない」的な分野はなく、「どの分野もまんべんなくなんとなくは知っている」というレベルです。

そんなレベルの方がいたら、私の勉強方法や勉強時間を少しは目安にしていただけるかも。

勉強方法

まずITパスポートの参考書を一冊購入しました。

Amazonサイト↓↓

楽天サイト ↓↓

そしてそれを最初から最後まで全体を丁寧に通読しました。必要なところはアンダーラインを引きながら、途中の練習問題も解きながらです。

全体の通読が終わったら、もう一度最初から最後まで高速で通読しなおしました。2回目のため、「ここは確実に知っている」といった分野はスキップしたりしての高速通読です。「ここは頻出」「ここは憶えられていない」という箇所には付箋を付けて行きました。

令和4年度版なので最新版とはデザインが異なります

最後に、付箋を付けたページを重点的に勉強しました。試験の直前だったので一夜漬け的な暗記の仕方のつもりで頭に入れ込みました。

私がやった勉強は以上です。

講座を利用したり、問題集を買ったりをせず、参考書一冊で済ませました。

それでもなんとか受かりました。

まとめると以下のような感じです。

①全体通読一回(丁寧に。アンダーライン引きながら。)
②全体通読一回(高速で。付箋付けながら)
③付箋部分を一夜漬け的に暗記

勉強時間

以上の勉強をした私の勉強時間はトータルで約30Hぐらいでした。

受験した感想

実際に受験した感想をまとめてみたいと思います。

まず受験の予約ですが、私は上記に記載した①②の勉強をすませたあと、あとは③の一夜漬けを受験直前にやろうと考えつつ、数日後には受験をする意気込みでネットの予約サイトを訪れました。

しかし、住まい周辺の受験会場の予約状況を確認したところ、予想外にどこも予約は1.5ヵ月ぐらい先まで埋まっているという状況・・・

焦りましたが、3日後だけほんの数席の空きがあることを発見。

それは平日の勤務時間帯ではありましたが、そこ意外に予約できないので思い切って予約を入れました。

そして会社を早退して受験した次第です。

時期的なものがあるのかもしれませんが、この試験は思い立ったらすぐに受験ができるとは限らないようなので、受験の予約は早い時期からしておいたよさそうです。

次に実際の受験についての感想を書きたいと思います。

実際の受験は、ネット受験なのでとてもやりづらいというのが感想でした。

私は昨年の8月に簿記3級をネット受験したので今回のITパスポート試験が2回目のネット受験ということになります。

このタイプの試験の特徴としては、問題文はPCのモニターに表示され、メモや計算などは手元の紙で行う、というものです。

これが意外とやりづらく、一度やりづらいと感じ始めると焦ってきて集中できなくなる・・・

私の場合はそんな感じでした。

意気揚々と挑んだ試験だったものの、実際にはギリギリの点数で合格でした・・・

ネット試験はやりにくいです。

ペーパーでの試験よりも実力は発揮できないかも、と思っておいたほうが無難です。

IT系に詳しい人は意外と油断禁物

また、このITパスポート試験はIT系のベーシックな知識を問われるということでIT系に詳しい人は少々油断してしまうかもしれないなと感じました。

ストラテジ系やマネジメント系の分野ではビジネスに関わる学習内容も多く、ITに詳しい人でも馴染みの薄い、たとえば企業会計などの知識も問われます。

ですので油断することなく、少なくとも一度は参考書を通読するなどしてまんべんなく内容を理解しておく必要があります。

ITやビジネスの知識が無い人なら講座利用もよさそう

私の場合には若干ではあれ仕事でITにかかわっているレベルなので参考書1冊の独学でギリギリ合格となりましたが、もしITやビジネスの初心者であるなら、スクールの講座が効率的で安全かもしれません。

たとえば以下のスクールにもITパスポートの講座が設けられていますので資料などを請求してみたらいかがでしょうか。

前述のとおり、ITパスポート試験の内容はITやビジネスの基礎知識なので決して無駄にはならないものばかりです。

現に私自身もITパスポートの勉強をして以降、IT用語などを多く学べたこともありIT系ニュースなどの理解度がアップするなど日常面でさえも大きな効果を実感しています。

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